オリーブとは
【オリーブ:おりーぶ】
--英語:olive
--学術名:Olea europaea L.
オリーブはモクセイ科の常緑高木で、高さ約10mほどになり、葉は対生し、細長い楕円形で質が硬く、縁色になります。初夏に小さな鐘状で黄白色の花が咲き、果実は楕円形で2〜3cmの大きさになり、中に1個の種子があります。秋ごろまでは緑黄色、冬に紫黒色に熟します。原産は小アジアとされていますが、リビアとサハラ砂漠が太古の原産地で、エジプト、クレタ島を経てギリシアに移り、小アジアに入ったとする説もあります。日本へは文久年間(1861年〜1864年)に渡来し、明治末期から小豆島での栽培に成功しています。世界的にはギリシア、イタリア、スペイン、フランス、トルコなど地中海沿岸諸国が主要主産地です。
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オリーブには多くの品種があり、品種によって味や油の含量が違うことから、塩蔵用、採油用など用途が決められていますが、オリーブ葉(オリーブリーフ)、オリーブ果実にはポリフェノールの一種オレウロペイン(oleuropein)が含まれ、オリーブ果実にはオレイン酸も多く含んでいます。いずれも豊富に含んでいるため、その効果が期待され、サプリメント(補助食品)として高く評価されています。
オリーブリーフはヨーロッパの民間医療で昔から動脈硬化や高血圧、糖尿病などに用いられてきましたが、最近の研究でも中性脂肪の上昇の抑制効果や、高血圧発生の抑制作用を示したそうです。
■利用方法は……
果実は加工用と採油用に区別されています。例をあげると、セビラノ、マンザニヨはピクルス用、ルッカ、ネバジョブランコは採油用、ミッションは兼用品種といった具合です。
果実を加工したものには緑色の塩漬け、種子を抜いてピメンタなどを詰めた充填塩蔵、熟果塩蔵、ギリシア風オリーブ、干しオリーブそのほかがあります。果実には苦味配糖体オリュロペインがあり、渋いことで知られています。
その渋みを除去するには、カセイソーダの1.5〜2.0%の水溶液に、6〜10時間の浸漬処理がよいそうです。処理後は十分水洗いし、カセイソーダを取り除きます。
油は、熟果の果肉からオリーブ油、核果からはオリーブ核油がとれ、サラダ油、薬用、紡毛、潤滑油、せっけんなどに用いられています。また幹などは木材として緻密で彫刻などに用いられています。
■文化の歴史では……
オリーブは有史以前から栽培されていましたが、古代エジプト王朝のミイラの棺からはその枝や葉が出土しています。
また聖書の中でも取り上げられている代表的な植物で、古代ヘブライ人の重要な植物の一つであったことが知られていますが、食用のほかに、いけにえを捧げる儀式の灯油や、清めの油などにも使われていました。
『旧約聖書』の「ノアの箱舟」(創世記第8章)では、放ったハトがオリーブの枝をくわえて戻ったことから、ノアは、神の怒りである洪水が引いてふたたび大地が姿を現したことを知ります。以来オリーブをくわえたハトは平和の象徴とされ、国際連合の旗のデザインにはオリーブの枝があしらわれています。
またオリーブはギリシアの国樹とされていますが、クレタ文明の壁画にも描かれ、神話では女神アテネによって生み出されたことになっています。
アテネの政治家ソロンは、自由、希望、慈悲、純潔、秩序の象徴としてオリーブの植林を立法し、市民の庭にはオリーブが多く植えられていました。そしてその果実は塩漬けにして食用として保存されるほか、油は髪や肌に塗り、その香りは体臭を消すなど健康維持のためにも使われていました。
とくに油は貿易商品として重要で、アテネ経済を潤したと推察される。古代ローマには紀元前7世紀ごろに伝わり、女神ミネルバ(アテネと同一視される)のシンボルとされていました。また中国ではすでに唐代にその存在が知られ、当時は斉暾樹(さいとんじゅ)と呼ばれましたが、現在の中国名は油橄欖(ゆかんらん)と呼ばれているそうです。
日本ではオリーブに橄欖(かんらん)の字をあてていましたがこれは誤りで、橄欖はカンラン科の常緑高木のカンラン(別名:ウオノホネヌキ)のことだそうです。
※医学用語では……
また医学用語としてはolive(旧名:橄欖 かんらん)は、延髄腹側の頭方で、錐体の外側にみられる楕円形の隆起。中にオリーブ核と、背側および内側副オリーブ核があります。オリーブ核は錐体外路系に属し、オリーブ脊髄路、オリーブ小脳路はこの核から始まり、中心被蓋路はここに終わるということです。
●注意事項は……
オリーブリーフの成分に対して、発疹などの皮膚症状や、胃腸障害のようなアレルギー反応が現れることが確認されています。その症状が現れた際には使用を控え、医師に相談しましょう。それ以外の健康被害や、副作用、他のサプリメント・医薬品との相互作用(飲み合わせ)は特に報告されていません。
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2007年01月22日
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Excerpt: 何はともあれ、昨年から今年にかけての冬が暖冬であることは、誰しも納得するところだろうけれど、私はそれを、肌でもって実感している。とはいっても、肌が冷たくないから寒くないとかそんなのではなくて、顔の肌の...
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