【ギャバ:ぎゃば】
--英語:GABA
γ‐アミノ酪酸(ガンマアミノらくさん/γ‐aminobutyric acid)の略称。
分子式:NH2CH2CH2CH2COOH。
植物では発芽玄米、ジャガイモの根茎、トマトの塊茎、マメ科植物の根粒などに分布し、動物では脳に集まって存在することで知られる非タンパク質性アミノ酸です。
グルタミン酸のα‐カルボキシル基の酵素的脱炭酸により作られることでしられています。脳の内部では γ‐アミノ酪酸と α‐ケトグルタル酸がアミノ酸転移酵素によって、コハク酸セミアルデヒドとグルタミン酸となり、クエン酸回路に入り代謝されます(→GABA 回路)。
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●期待される効能は……
GABAはサプリメントとして広く、認知され、最近ではチョコレートなどのお菓子にも含まれるようになって来ました。その効果として「脳の興奮過剰を抑える」ことが報告されています。
●そのメカニズムは……
このアミノ酸は、無脊椎、脊椎動物の神経系でともに抑制性神経伝達物質として作用しています。GABA は抑制性の神経繊維および抑制性の細胞体にのみ高濃度に存在し、かつその合成酵素(グルタミン酸脱炭酸酵素)活性も高いのです。
シナプス近傍に GABA を投与すると抑制性の神経繊維においてシナプス後膜に電位変化を生じ、さらに抑制性の神経繊維を刺激すると神経終末から GABA が放出されます。
GABA はアミノ酸のなかで脳を抑制する神経伝達物質として知られており、グルタミン酸やグルタミンと深くかかわりを持っています。
具体的には脳を興奮させる作用を持つ伝達物質グルタミン酸が、その内部の特定の酵素の働きによってギャバに姿を変え、さらに別の酵素の効果によりグルタミンに姿を変えるそうです。このような変化の際にはグルタミン酸内部の酵素と共に、ビタミンB
「脳を抑制する神経伝達物質」としての働きは、ギャバ受容体(神経接合部やグリア細胞)はこのアミノ酸をとりこむことによって、神経細胞の興奮作用を抑えていると考えられています。
つまり“興奮”の加速を抑制するブレーキの役割を果たすのがギャバと言われており、その不足からイラつきや痙攣が生まれるとされています。
また血糖値を下げる効果も報告されています。
●摂取方法
摂取量は特に定められていません。その摂取は継続することが一般的です。
これまでの臨床報告としては、800mg〜4g/1日のギャバを患者が摂取しても特に問題は報告されておりません。
●注意事項は……
ただし10gのギャバを一度に摂取すると、呼吸が早まり、手や顔にピリピリする感覚が出て、数時間の間、不安と吐き気が続くそうです。また1〜3gでも呼吸の早まりとピリピリ感は出るそうです。これらの症状が発現したときには使用を見合わせましょう。
血糖値を下げる効果に関しても2〜4g/1日の摂取量の糖尿病患者の半数で確認されている報告があります。そのために医薬品やほかのサプリメントとの相互作用も気をつける必要があり、また低血糖の症状を持つ人は使用すべきではないとの報告もありますので、主治医に相談してからにしましょう。
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